ビギナーズラック!
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以前、カレイ釣りに連れて行ってもらったY氏から今度は、鯛釣りのお誘いがありました。 もう、即効「行くー!」の返事。 陸奥湾の真鯛のブラー釣りは、最近は全国的に有名になりましたね。 以前より、いろんな方からお誘いを受けていたのですが、なかなか都合が付かなくて、 是非やってみたい釣りの一つでした。その願いがやっと叶いました。 でも、人の話を聞くと何年も釣れないって事をよく聞きます。 現にY氏はタイ釣り歴3年いまだノーフィッシュ。 ここで真鯛のブラー釣りについて。 真鯛釣りをやったことがある人は「えっ!」と思うかもしれませんが、 この陸奥湾のブラー釣りは、ライトタックルでの鯛釣りです。 6ft〜9ftのトラウトロッドやバスロッドで出来ます。 仕掛けは、扁平の錘に針が付いたブラーというものを使います。 スプーンやジグ、あるいはテキサスリグを想像していただければよいかと思います。 これに、イソメを「これでもか!」というくらいチョン掛けで付けます。 ラインはナイロンであれば8lbから16lbでok。これで80cm近い鯛を釣る人もいるのですからすごいです。 釣行当日、お世話になる釣具店(今回は釣具店所有のボートに乗せてもらいました。)に行くと、 釣具店の名前は「太田釣具店」。東京にいた時にいつも通っていた釣り船屋さんは、 「太田屋」さんというところだったので、なんとなく釣れそうな予感がしました。 早速、船長に最近のあたりブラーがどれか尋ねると、 船長:「昨日は、アカキンのスプーンが良かったよ。初めてならなおさらこれが無難だね。」 私:「スプーンですか・・・。じゃ、リーリングとかアクションさせて釣るんですね?」 船長:「動かさないで底べったりに沈めておいて、たまにしゃくれば良いよ。」 私:「・・・はぁ。・・・じゃこれください。・・・・」 なんとも、私の想像とは違ったアドバイスをしてくれました。うーん?スプーン??動かさない??? 釣り場に到着すると、カレイ釣りと同じようにホタテの養殖用のロープのブイにボートを繋ぎました。 船長の合図で、一斉に仕掛けを落とします。底を取りしばらく待ちます。 たまにしゃくりながら、ひたすらアタリを待ちます。 ・・・待ちます・・・・。 これで本当に釣れんの?魚を誘うわけでもないし・・・。しゃくりが誘いになってるか? 船長は仲間と連絡を密に取りながら、何回か場所の移動を繰り返します。 しばらく経っても釣れて来るのはカレイ・ふぐ・鮫などの対象外ばかり。 そんななか、数回目の移動直後、船中第1匹目はY氏が釣り上げました。 3年越しの1匹は本当に嬉しそうでした。 潮の状態が良くなったのか、移動するたびに誰かがあげるようになって来ました。 見ていると、移動直後の一投目に当たってるみたい。なんとなくBASSでランガンしてる感じです。 その後の移動でやっと私の竿にもアタリがありました。 それとはっきり分かるアタリで思いっきりアワセを入れるとHIT! 7ftでヘビーアクションのシーバスロッドが伸されます。BASSとは比べ物にならない強烈な突っ込みです。 ラインが細いのでドラグは緩めでしたが、ずいぶんドラグがなりました。 上がってきたのは60cmの真鯛。「やったー!」。「初チャレンジで釣れたー!」 もう今日は、これで充分と思っていたら、その後66cmもキャッチできました。 なんかはまっちゃいそーです。でも、スポーツ性にはちょっとかけるかな? この日は、船中8匹、最大魚は私の釣った66cmでした。前日は76cmが上がったそうです。 家に持ち帰ったら、家族はびっくり!知り合いに早速電話。 次の日、刺身・鯛めし・あら汁・かぶと煮にして4家族12人で平らげました。美味かった〜。 Y氏、また誘ってね! 陸奥湾真鯛のブラー釣りで思うこと。 第一に船長の腕に掛かっている。 船長の情報量に掛かってますね。魚を探して走り回りますから、今はどこが釣れてるか、 正確な情報とそれを提供してくれる情報網がないと釣れないようです。 第二に運が良くないとだめ。 ここにいるだろうってポイントに停泊して、同船者が一斉にまったく同じ仕掛けを降ろして、 ひたすら待つだけなので、誰に掛かるかは本当に運しだいです。 多分、私が思うには、鯛はホタテの養殖籠に付着しているjか、または籠から落ちた餌?を 求めながら回遊していると思います。ホタテの養殖籠は数十m有ると思いますので、 ぐる〜っと回遊してきた魚がたまたまイソメを見つけて食べているのだと思います。 また、連続して釣れてはいないので、おそらく単独行動しているのでしょう。 「泳いできたところに、たまたま仕掛けを降ろしてた。」これが、釣れる・釣れないの分かれ目、 言って見れば運が有るか無いかだと思います。 腕ははっきり言ってあまり関係ないようです。針掛りさせることと、その後のやり取りから、 腕の差は出るでしょうが、アタリを取れるまでが運しだいですから。 もうちょっと、スポーツ性があれば楽しいのにな。 「アクションで誘って食わせたっ!」て言う方がいいと、ルアーマンなら思うはず? でも、美味かったからいいかーーー! |
写真 | 2匹の鯛をもってニッコリ! |